越谷市に開業しております司法書士吉田学事務所では、債務整理を中心に相続・遺言、不動産登記・商業登記・裁判事務・成年後見をお取り扱いしております。

それぞれ詳細をお知りになりたい方は下記のリンクよりご覧下さい。

司法書士吉田学事務所のモバイルサイトにアクセスしたい方は、上記のQRコードを読んでアクセスしていただくか、直接http://www.yoshida-shihou.com/までアクセスして下さい。

ブックマークをして頂くと、いざと言う時にご利用いただけると思います。

司法書士吉田学事務所では、皆様との距離を近く感じていただけるように、ブログを公開いたしました。
一度ご覧下さい!!

http://ameblo.jp/ym-tsurezure/

債務整理

債務整理の解説などを掲載しております。概要やそれぞれの手法・メリットデメリットなどをお伝えしております。

債務整理とは何!?

債務整理とは、消費者金融やクレジット信販会社、住宅ローンなどの借金問題を抱えている方、借り過ぎや失業など諸事情で返済が続けて行けなくなってしまっ た方、利息のみを返済している状態で元本が一向に減らない方々などが、生活の建て直しのために司法書士が行う任意手続きや法的手続きを利用した借金問題の救済手続きです。

債務整理の方法として

  • 任意整理
  • 特定調停
  • 個人再生
  • 自己破産

があります。それぞれの内容としては

任意整理とは

依頼人の代理人となって債権者と交渉し、借金を減額し、返済していく手続きです。
場合によっては過払い金が取り戻せる可能性もあります。

特定調停とは

裁判所で調停員の関与のもと、債権者と話しあい、支払い方法、支払い条件の変更をして返済していく手続きです。

これらの法的手続きにより、借金をなくせたり、支払い総額を減少することが可能になります。

個人再生とは

裁判所を利用し、借金の一部免除をしてもらったり再生計画に沿って返済していく手続きのことをいいます。
マイホームも守ることが可能です。

自己破産とは

借金の支払い義務をすべて公的に免除してもらい再出発する手続きです。(税金は除く)
自己破産でも、多くの場合それほど不利益なことは少ないのも事実です。

任意整理の手続きの流れ

  1. 司法書士などの専門家に相談
  2. 貸金業者などの債権者へ「受任通知」を行なう
  3. 現在の借金の現状を把握する
  4. 現状の借金を利息制限法に基づいて利息の再計算をする
  5. 返済計画の立案
  6. 返済計画を元に、債権者との示談交渉を行い借金の整理案の合意を求める
  7. 貸金業者などの債権者の合意
  8. 合意内容に基づいて、返済の開始

過払い金請求・グレーゾーン金利

過払い金請求

過払い金返還請求(過払い金請求)は、法律上で定められている金利以上で支払い続けていて、実際には支払い義務がなくなってしまっていたのに、毎月の支払いを続けていた人が、支払い過ぎた分を取り戻す手続きのことをいいます。

アコム・武富士・アイフル・レイク・ディックといったテレビでもおなじみだった大手消費者金融業者についても例外ではなく、過払い金が発生しています。

一般的に、取引が長ければ長いほど、多くの金額を取り戻すせる可能性が高く、100万円以上も過払い金として返ってくることがあります。しかも、完済をすでにしていても完済から10年を経過していなければ、過払い金を取り戻せます。

しかし、近年貸金業者に対する貸出規制が強化されたことと、過払い金の返還請求が激増したことによる貸金業者自体の倒産が増えてきています。貸金業者が倒産した場合には、過払金の取戻しが極めて困難になります。

貸金業者との取引が長期間続いている方もしくは続いた方はまずは司法書士吉田学事務所にご連絡下さい。力になります。

グレーゾーン金利とは

罰則が発生しない利息制限法より高い金利だが、罰則のある出資法の金利は超えない程度で貸し付けているところが数多くありました。この利息制限法と出資法の間の金利がグレーゾーン金利と呼ばれています。

手続きのメリット・デメリット

任意整理のメリット・デメリット

メリットとしては

  • 手続開始後、各債権者からの取立行為がなくなります。
  • 手続開始後、和解案が決まるまで返済する必要がありません。
  • 取引期間が長い人は、払い過ぎていた利息分を取り戻せる場合があります。
  • 将来利息はカットしてもらえる
  • 自己破産の手続をした場合のように、各種の資格制限がありません。
  • 周囲に知られることはありません。
  • 比較的短期間で解決できます。

デメリットとしては

  • 任意の話し合いのため、強制力がありません。
  • 利息制限法による再計算をしても残ってしまった元本以上の減額は難しい。
  • ブラックリストに載るため、5年~7年間はクレジットカードを作ったり借入ができません。 

特定調停のメリット・デメリット

メリットとしては

  • 利息制限法で引き直し計算をした残りの債務を、将来発生する利息を付けずに3年36回払いで返済できます。
  • 手続き費用が安くなります。
  • 利息制限法での引き直しにより、債務額が減少する場合が多い

デメリットとしては

  • ブラックリストに載り、数年間ローンを組むことができません。
  • 数年間クレジットカードが作れません。
  • 相手方との合意を原則としますので、調停がまとまらない場合があります。
  • 調停委員によって力量にバラつきがあります。
  • 過払いが発生している場合は、別途不当利得返還請求訴訟をする必要があります。
  • 返済が滞った場合、強制執行される危険があります。

個人再生のメリット・デメリット

メリットとしては

  • 大幅に借金を減額することができます
  • 要件をみたせば、マイホームを残すことができる
  • 借金の理由が問われない
  • 取り立て行為が規制されます
  • 返済の一時停止
  • 職業制限・資格制限がない
  • 住宅ローン以外の借金を5分の1程度まで圧縮できる

デメリットとしては

  • 個人民事再生は、個人の債務(住宅ローン・自動車ローン含む)の全てが整理の対象となる。
  • 手続きが複雑である
  • 費用がほかの手続きに比べて高い。

自己破産のメリット・デメリット

メリットとしては

  • 自己破産すると借金を全てなくす事ができる。
  • 自己破産は収入のない人、収入の少ない人でも利用できる。
  • 自己破産手続を司法書士に依頼した場合、司法書士が依頼を受理した時点で支払いを止めることが出来る。自己破産を本人が申し立てをする場合は、自己破産の申立書を裁判所が受理した時点で貸金業者は取立行為が規制される。

デメリットとしては

  • 自己破産をすると信用情報機関(ブラックリスト)へ登録され、一定期間クレジット・ローンの利用が困難になる。
  • 自己破産後、約7年間は自己破産手続きが困難になる。
  • 破産手続きはマイホームのある方は手放す必要がある。
  • 資格制限がある。
  • 自己破産は個人の債務(住宅ローン・自動車ローン含む)の全てが整理の対象となる。
  • 自己破産をするにあたり、保証人に請求がいくので保証人が支払できない場合、手続きをする必要がある
  • 自己破産をした事実が官報に掲載される。